令和2年8月日本製のフリーゲームから面白そうな作品をピックアップ

令和2年8月1日~末日までにふりーむ・あつまーる・夢現・Steamなどで公開開始した、日本製又は日本の影響を受けている海外製フリーゲームの中から、おすすめ作品を紹介します。だいたい15~1時間ほどのプレイのため、最後までプレイしているわけではありません。

https://game65535.com/month/

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新作ゲーム

a pet shop after dark
★おすすめ
あるペットショップのアルバイトを受けた女の子の1日を描くポイント&クリック アドベンチャー。いっけん、無事にアルバイトが終わるも不穏な気配が……。ゲーム内の謎とゲームフォルダにある様々なテキストが密接にリンクしている挑戦作。itch.ioなので英語で紹介文が書かれていますが、日本人が製作して日本語にも対応しています。

グランドインテンション・アジャストメント
★おすすめ
製作10年もかけた超大作。謎のゾンビのような状態にする薬品を研究している施設に飛行機が不時着。生き残りの学生達が研究者やゾンビに立ち向かう序盤からはじまります。ゾンビ島脱出は序盤で、その後もどんどん物語が出てくるよう。選択肢が多く、選択肢次第で攻略ダンジョンルートが変わったり、シナリオに変化も。

グラフィックは1枚1枚手書きの写実的なタイルセットや顔絵など。そしてアマチュアとは言え、メインシナリオにはフルボイス。かなり気合が入っています。

戦闘がちょっと独特で、1人3回の行動を自由に振り分けてコンボするシステム。基本は通常攻撃・通常攻撃・スキルなのですが、攻撃力が高いスキル、敵を空中に打ち上げてコンボするスキル、威力は低いけど次の仲間に繋げるスキル……とそれぞれ効果が異なります。

簡単に触っただけですが、かなりの作り込みをしたRPGであることが伺えます。その反面、序盤での仲間との掛け合いは、勢いはあるけどキャラの魅力を引き出せず、物語面でも面白さは序盤では感じられず。たぶん、島を抜け出して落ち着いたら色々とこのあたりも面白くなりそうな気配はありますが。

一画面RPG オフザーケル
1画面に城やダンジョン、町、海、フィールドを凝縮したRPG。四角のブロック単位に部屋のように属性を決めていて、ある部屋は城、ある部屋は町、ある部屋はダンジョンみたいになっています。戦闘はドラクエ1タイプのバランス(パーティー製だけど)。

悪霊が死んだ日
★おすすめ
悪霊に取りつかれ、悪霊と化したクラスメイト達。唯一生き残った霊能力を持つ少女と転校生。少女視点と転校生視点になって、悪霊となったクラスメイト達がいる校舎を探索することになります。悪霊は目がなかったり、手がなかったり、そして皆狂気に犯されており、その様子をグラフィックとテキストで描画。

ホラーゲーの中では物語色の強いゲームです。

大正あやかし怪異録
★おすすめ
大正時代を舞台に妖怪と共存している新聞社の主人公の活躍を描くRPG。通常エンドまで50時間なので相当な長編。見所はなんと言ってもRPG内での大正時代の再現。マップには大正時代に存在する名物ばかり出てくるし、NPC関連のセリフも時代を反映したものです。また、時代考証もしっかりなされている感があり、欧米文化が入り乱れる現代にて、そこに生きる人々の生活感があります。

また、全て手書きマップで描かれています。

怨溺 ―ONDEKI―
★おすすめ
バス事故により山から転落し迷い込んだ廃村を他の事故生き残りと共に探索するホラーADV。8頭身の歩行キャラに独自タイルセットの組み合わせ。基本的には普通のツクール製謎解きゲーですが、このタイルセットのレベルが半端なく高いことと、水のしたたる音や、さり気ない物音、嵐などの効果音を使って音響など演出の調整で、古風な廃村や屋敷の不気味な臨場感がしっかりと出ています。

村で行われていた裏切りに対する報復など気になる書記などはあるけど、体験版なのでシナリオ部分はそこまで進まず。ただし、和風ホラーとしての怖さは体験版範囲でも存分に出ています。あまりびっくり脅かし系は無く背筋が凍るような怖さ。

9日間勇者
魔王が攻めてくるまで9日。それまでに自身を鍛えて魔王討伐のために備えようというツクールMZ製の育成シミュレーション。プレイヤーにはHP・攻撃力・防御力・スタミナがあり、1日に行動できるのはスタミナ分のみ。スタミナと金貨を消費して各能力を高めることができますが、1日過ぎると最大スタミナ値分の食料を必要とする制限があり、なかなか効率よく鍛えようとすると苦労するようなバランスになっています。

会話パートのノリの良さやシミュレーションパートの育成バランスの良さなど、発売から6日で作成した短時間ゲームとしてはなかなか素晴らしい。

栄えし国の探訪録 虚ろな国の風来伝
★おすすめ
槍使いの青年と旅の男が、過去に災厄をおかした「虚無」を調査するため、旅に出る長編RPG。立ち絵は全てデフォ素材の改変やマップや敵も主にデフォ素材……ながらマップ配置が綺麗なことと戦闘バランスがよいこと、そして何より爽やかなシナリオ描写がよく出来ており、安定して遊べます。

メインイベントの面白さに加えてだんだん完成していく人物事典、ゲーム中の仲間キャラ会話などフレーバーテキイストも豊富。

「栄えし国の探訪録」の完結編が「虚ろな国の風来伝」にあたるとのこと。

「栄えし国の探訪録」ダウンロード先

「虚ろな国の風来伝」ダウンロード先

ハニワナイト

土偶を集めながらゴールを目指す横スクロールアクション。プレイヤーは攻撃が一切できない、且つ浮遊できるので空中でも自由に移動可能(2Dシューティングのような感じ)という条件でゴールを目指します。土偶を1つ見つけると敵と1体ぶつかっても土偶を消費するだけで助かります。

本作の見どころは2.5Dを活かした横スクロールであること。奥行方面から敵が弾幕を撃ってきたり、カメラを上手に動かしてある地点まで来ると奥側の地形を横側に視点をスムーズに移動させたりしていること。プレイヤーから見ると横方向しか動いていないのに、実際は360度動き回っているんですよね。

東方夏祭りケーオス

東方キャラ達がワイワイガヤガヤする夏祭りを舞台にしたカジュアルゲーム。多数の屋台があり、各屋台はお客さんが混雑したり、火事になったりetc、最悪隕石が降ってきたりします。それらを感知したら、混雑中なら屋台をクリックして捌き、火事になったら消火器を屋台の上から降らし、隕石の場合はボタン連打で隕石を破壊。制限時間の間、その他モロモロを含めて雑務をこなします。そして制限時間内でなるべくお金を稼ぐお仕事。

東方キャラが動き回りながら祭りをワイワイ楽しむ点が見てて和みます。

【RPG】勇者の残影
★おすすめ
魔王の復活が迫る中、記憶喪失の勇者が目覚め、勇者を導く使命を帯びた者達によって、魔王に立ち向かうという話。

MZ発売から4日しかたっていないけど、サンプルゲームとして使えそうなお手本的なゲーム。おそらくMZの素材+公式プラグインのみで作成。プレイ時間約2時間で、起承転結がはっきりしており、キャラも立っていて、マップもデフォ素材を綺麗に配置。戦闘バランスも整っています。

また、話も完全な王道をちょっと捻ったような感じになっていて、盛り上がるところはとても盛り上がります。

正直、これ本当に4日で作ったの?と質問したくなるレベル。戦闘がもう少し高速なら良かったと思うけど、たぶんこのレベルの製作者が気づいていないはずがなく、おそらくプラグイン待ちでしょう。

もしも勇者がMZだったら
MZデフォ勇者がMZデフォ魔王討伐のため、冒険するRPG。VIPRPG的なノリ。MZの素材の使用感と不満点をノリと突っ込みで色々と解説。特にこれが無い、あれが無い系を面白ろおかしく伝えています。ゲーム製作者以外も笑ってたのしめるかと。

リムルの光 ゼロ
モンスターを召喚して敵軍と戦うシミュレーションRPG。……となっているけど多分、タワーディフェンス好き向き。真ん中に敵がいて左右から進撃して敵の陣地を破壊するとクリア。主人公側がMPがたまるとどんどん召喚できるが、敵側は敵数固定という点が従来の横視点TDとは異なります。

APを用いて隊長スキルの取得やステータス強化、お金を用いて新たな魔物の召喚利用や既存魔物の強化など。現存はバグがあったり、ゲームバランスがイマイチだけど、バランスは作者サイトで修正の予定があると書かれていたので、今後に期待か。

サクサク進むので、親しみやすい。

RPGツクールMZ買いました
MZ発売して1日で公開した脱出謎解きゲーム。まあ、つまり作者のMZ製作お試し作品。4人パーティで謎解きするのですが、主人公=作者っぽい役割になってて、他3人も妙に個性的。そのため、物を調べた時の反応が面白い。MZの感想を含めてワイワイガヤガヤしたごった煮の会話が楽しめます。

いや、しょせん1日で作ったゲームだからその規模の品質だけど、それでも1日で作ったゲームでここまで勢いあるものを作れる作者さんって本当にすごいと思う。

7s Disa☆Star
★おすすめ
効率よく物事を進め、コミュ力が高そうな新興貴族の男が主人公のRPG。オープニングでは貴族の軍人の頭の固さを和らげるという説得をやってたり苦労人っぽい。そして、彼につっかかる高位貴族の女性や頭が固く女王を信仰している貴族女性なども出てきて、序盤は会話が主。そして、圧政による民の不満と生活水準の低下、他国との緊迫状態など世界情勢がきな臭い状況。

各会話文がすごい長めなんだけど、読みやすさがあるので、物語中心にRPGを楽しみたい方向け。街も一般人をほとんど省き、読み物系として作られている感があります。

残念ながら試遊版というか未完成打ち切り版のため、プレイ時間2時間とじゅうぶんに楽しめるけど、この先が読めないのが残念。

【図形アクション】Falling Color【PC限定】
マウスの引っ張りの要領で進む横スクロールアクション。超速い風で吹き飛ばされているようなブロックがあちこちで動き回っており、プレイヤーが接触すると物理反射で派手な動きをします。この条件でクリアを目指すゲーム。

EasyCardBattle10
ニート生活を送っていた主人公が社会人に。社会人として社貢献度を上げながら、クビにならないよう毎日を過ごし、カードゲームで遊んで息抜きをする生活シミュレーションです。

カードゲームは場に出た魔物どうしを対戦し相手より数値が上なら勝利。ただし、サポートで数値を上げたり、勝敗を逆転させたり、又、属性による強弱関係によってもダメージが切り替わります。

一度場に出して勝利したカードは次ターンもそのカードが場に継続という制限があります。つまり前ターン敗者は相手の攻撃力や属性が事前に分かる仕様。ただしサポートカードで能力を追加される可能性があるので油断はできませんが。

カードゲームの勝敗で社会度や家族度が変化するので、良いエンドを迎える条件はカードゲームに勝つ必要がありそう。

たけしのクソゲーRPG2
★おすすめ
メタ発言上等で世界観ぶち壊し、即死デストラップでセーブデータを間違えると詰む箇所複数など、様々な点で作者が自称クソゲー認定したRPG第二段。なんだけど正直言って、面白い。

特にメタ発言を元にしたコメディ、現代風刺をファンタジーに落とし込んだコメディ、序盤ダンジョンのこうもりの見た目がドラゴン(でも弱い)、民家の宝箱からお金を取ったらムショ行きでゲームオーバー、即死デストラップ先の宝箱に書いてあるコメディなメッセージ(1度踏むと足元が崩れるトラップがあり、その先にある)。

これらがかなり面白い。いわゆる自称クソゲーだけど、実際は面白いネタ満載なゲーム。まあ不謹慎ネタとか世界観壊しまくりメタの連続で人は選びそうではあるけど、私は個人的に良作だと思います。

ただ、ボス戦に関しては、運の要素も必要な難易度高めで、一部理不尽さもあるのは注意。

HELLO, HELLO WORLD!
★おすすめ

行方不明の兄を探すために中学生の女の子が町中で調査を行うアドベンチャー。そのため、なんでも屋の謎の男に相談することになり、交換条件として「世界が滅亡の危機にある」という謎の噂も調査することになります。併せて探偵屋とも知り合いになります。

プレイヤーの行うことは町で探索をすること。ビックリマークがつく重要な情報を持ったNPCや物体(あんまし重要じゃないものもあるけど)と話すと情報ポイントが貰え、一定量になるとメインイベントが進む仕組み。

ピンクや肌色を基調としたパステル色で統一した美しい街並み、ポップでキュートな音楽、探偵屋や学生達とのワイワイとした雑談など明るめの雰囲気で物語は進みます。でもこれ、クトゥルフ神話RPGなのよね。クトゥルフでこのノリはすごく新鮮。

【ポップで最凶なクトゥルフ神話RPG】HELLO, HELLO WORLD! レビュー

竜と黄金の梨
やんちゃな草木の精霊が冒険するRPG。横スクロール視点で進むランダムエンカウント方式。独自のほんわかな世界観を構築しています。

ショッピングRPG
王子が次期国王の座をかけてライバルと試合を行うRPG。そのため、指定ゴールドのみで装備・アイテムを整えることになります。街には武器屋以外にも装備を販売してくれる人が多数おり、戦力のバランスを計算しながら一番効率の良いお買い物をしてライバルと戦うゲーム。

ショッピングという発想がよい作品。

旋風の逆転劇
悪の帝国の皇帝となって、亡国の王子率いる解放軍を倒すSRPG Studio製の1マップのみのSRPG。いわゆる普通のSRPGで言う敵軍を操作するのですが、実際に広大なマップの中に配置されている大量の帝国兵や各将が、少数の名有りばかりの王子軍を倒すことになります。

普段の味方ってこんなにチートなんだねって実感するように次々薙ぎ払われる帝国軍。そして迂闊に前に出せない将兵。そして、普通のSRPGのお約束を皮肉った王子側の戦略。

発想の転換でけっこう面白いし、戦略相談パートの敵の行動パターンが普段プレイヤーが行うことにそっくりなのに、敵側から見ると恐ろしく戦略性のあることを行っているというメタ展開を真面目に考察するという文章的な面白さも。

【WEB連動ホラーシリーズ】ルナフォン

Twitterや架空の公式サイトなどゲームとは別の媒介を使って謎を解きながら推理を進めていく謎解きゲーム。よくあるオフラインの謎解き脱出ゲームを上手にオンラインに持ってきたような感じ。

パロパロ(パロディウスのパロディーゲーム)
★おすすめ

「パロディウスをパロった」コンセプトのシューティングビルダー製横スクロール地形シューティング。作者は少年ジャンプなどで連載歴のある漫画家「大江慎一郎」氏。そのため、イラストに限っては漫画的プロ。本家同様の楽しげな雰囲気の敵キャラ、地形、ボスなどが目白押し。各ステージも同じような敵挙動などはなるべく避けており、先がどんどん気になるスタイル。

個人的に一番面白かった点は全6ステージ、全て本家グラディウス、沙羅曼蛇シリーズのステージ・ボスキャラをパロディウス風にアレンジしている点。そのステージ構成やパロり方に愛を感じます。

ちなみにコンセプトなどは本家パロディウスの概念を忠実に再現しているなと思う完成度ですが、レベルデザインの面はけっこうオリジナルでプレイ感は違和感を感じました。あくまでパロディウスと比べた場合の違和感で、シューティングとしてはちゃんと出来ています。本家は全作EASYでプレイしていた私からすると本作はちょっと難易度が高め。というのも、弾が比較的速め&フィールドが割と迫め。

残念な点はクラシックアレンジでないことかな(まあ音楽素材からクラシックアレンジを探すのは面倒という気持ちも分かるけど)。

【地形シューティング】PAROPARO~パロディウスのパロディ―ゲーム~ レビュー

9歳からはじめる婚活のススメ!
★★おすすめ
「いい男をGetして結婚しよう!」という婚活を小学生から始めちゃう主人公。プレイ期間は9歳から25歳というときメモガールズサイド系の超ロング版。1年は春夏秋冬の4回なのでサクっと高校、社会人と変化していきます。恋人候補も9人いるので、ハーレムを目指すもよし1人を目指すもよし(たぶんハーレムエンドはないのでハーレムは効率厨向きかな)。

勉強をしたら知性が上昇、自宅に花を飾ったら女の子度が上昇、でも学習塾やスポーツジムはお金がかかる……など攻略キャラに向けてのステータスアップを図ることがメイン。中学はお小遣いで買える範囲で、そして高校になるとアルバイト先を選んで、社会人になったら働いて……とどんどん環境が変わっていきます。面白いのは、高校、社会人で主人公も男達も立ち絵が変化するところ。

各男の子とも感情移入するほどのイベント量はないのですが、それでもキャラの個性は感じられます。そのため、立ち絵の変化とか、小学校から社会人になっての考え方・立ち位置・環境の違いなどに成長を感じられ、普通の恋愛ゲームでは見られない興味深い仕様かと思います。

Souls Lore
★おすすめ
成人の儀を受けた3人が魔物に身体を乗っ取られた兄の体を取り戻すため、そして過去に封印された魔物の封印を解かれないよう冒険するRPG。ジョブシステムによる育成の自由度が特徴。極めて王道的なRPGで、RPGツクールMZでどんなゲームができるかが一番参考になりそうなサンプル。探索で見つけたアイテムの装備や戦闘・育成バランスが整っていて安定して遊べる作品。

且つ村人との会話でのパーティーメンバーの参加や、イベント時のドットの拡大縮小を使った演出、メンバーや村人からの吹き出しによる会話などドラマ面での面白さを引き出すための仕掛けもあります。

トラッシュカンダンジョン 怪奇!秘密結社編
近未来で無法地帯となっている月面都市ネオトーキョーの2級市民が暮らす都市で治安維持をしている3人組みの治安生活。各ダンジョンはランダム構造。ダンジョン探索中は高速移動&超高速オート戦闘のため、すっごい爽快感。クリアするとレベルが初期状態に戻るローグライト方式。ただし、お金は普通に入手できるので、装備等を整えて戦力の底上げを行います。

冥婚クロス
★おすすめ
死者と婚約した霊媒師みたいな男性が、死者を復活させるため周りの霊を倒していくパズルゲーム。3マッチパズルの亜種でプレイヤーが置いた色と同じ色を左右上下から引っ張って消していきます。3マッチよりも手軽に消してコンボができる中毒性を持つパズル。

パズルの点数によって嫁の愛情がたまり、一定数になるとイベントが発生して嫁がどんどん蘇っていきます。パズルだけでなくストーリー関係も面白い。

魔女と従者とエクソシスト
★おすすめ
クリア済

魔女狩りから逃れるため、山奥の屋敷に逃げ込んだ魔女(主人公)と従者。ただし魔女は魔力が無く、すでに普通の人間状態。結界を張った後、エクソシストに補足されてしまいます。魔女狩りの報酬以上のお宝をくれれば見逃してあげるよとの提案で屋敷内を捜索することに。屋敷内を探索するアドベンチャーです。目的は脱出(つまりはエクソシストの懐柔か、はたまた脱出口を探すか)。謎解きは簡単……というより、実際は難しいものもあるのですが、どうしてもわからなければ作中内で従者が教えてくれます。

とにかく魔女と従者のやり取りがコメディ且つ愛があって素敵。魔女→従者は従者としか思っておらず、逆に従者→魔女は好き好きオーラが出ています。また、従者は腹黒系の香りがしており、魔女をからかって遊んでいるような気も。謎解きの必須イベント以外にTalkと書かれた場所を調べるとフラグに関係の無い雑談的やり取りがあり、これがまた面白い。

また、玄関を挟んで(つまり顔は見えない状態で)エクソシストと話すことができ、この時の従者の嫉妬とか、エクソシストもおそらく個性的だなとか色々想像が膨らみます。

即死トラップゲーの側面もあり、死亡すると夢落ちになり従者が●●という夢を見ましたと教えてくれ、それに突っ込みを入れる魔女(どうも死亡した時の記憶を執事が保持している感じがする)。

クリアまで30分~1時間ぐらい。普通に進めて攻略無しでクリアまでいけそうかと。

Hunter’s Quest
クエスト受注型のRPG。主人公達のキャラは個性が立っている感じ。ただし、シナリオというよりはクエストを楽しむためのゲームと言ったものでメイン以外のクエストはほぼテキスト無し。その変わりサクサクとクエストをクリアできる印象。素材収集し武器・防具を生成・強化する仕様。ただし、(お金はかかるけど)素材も販売しているので救済措置はあります。

BLOCK BREAKERS
最大4人まで対戦できるブロック崩し。ブロックは中間に位置しており、ブロック崩しとしてはシンプル。

‘ぷちシュー’ スクワラさん
グラディウスの自機がミサイル、レーザー、オプション2つ、バリア(厳密にはHP3)を最初から付加した状態で開始するシューティング。3回ダメージを受けるとコンティニュー無しの問答無用でゲームオーバー。ステージはグラディウスの火山ステージ&ボス戦でクリアすると難易度が最大7段階難しくなり始めからという簡易的なシューティング。

死してなお僕は
死亡してしまった男が目覚めたのは死者が住まう館。つぎはぎの体と謎の文字、そして館に住む魔物みたいな人間。時間が立つと主人公も魔物になってしまうようで、その前に脱出しようという話。雰囲気が良い。お使いが多いので、あちこち移動するのが楽しい方に向けた謎解きゲームかな。

◯×△□ゲーム
三目並べを応用した2~4人対戦ボードゲーム。交互にプレイし縦横斜めのいずれかで3つ先に並べた方が勝利。ただし、リーチがかかった時に相手に破られると連続で相手側のターンになります。基本的に相手のターンを奪うと同時にリーチになり、そのまま3つ並べてしまう方法を考えるのがミソ。

三目並べと似ていながら、実際のルールは結構異なっています。特にリーチ時にブロックされる時の仕様がなかなか厳しい。2人対戦の時はミスを誘うようなゲーム。ところが3・4人以上(私の場合はCPUですが)になると途端にカオスになります。

Rainy Moon
謎の男に攫われてしまった少年が館を探索して脱出を模索する謎解き脱出ゲーム。スーファミ時代なみの細かなドットで構築されたキャラ、立ち絵、タイルセットや各種小物達、全てがオリジナルで独特の空間を作り上げています。ちなみに言葉少なめながら、ゲームを進めると主人公の左手を切断されたりとR18指定レベルのグロ表現がドットでなされます。

なお、ゲームで使われた素材は有償版にて配布。日本製素材では珍しい横スクロール素材のため、貴重かも。

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