AndroidとiOS機はゲーム機としてどちらが優れているか?(2018年度版)


現在はスマホの高機能化と共に両OSの性能的違いがほとんど無くなりました。また、ゲームエンジンの両OS対応により、片方しか配信されないタイトルも少なくなってきました。よって、表題の結論は「どちらでも」ゲーム機として優れています。しかし、それでもOSの違いによってプレイスタイルも若干異なります。ゲーマーの視点から見て各OSの優位・不利点をまとめました。

Androidが有利な仕様

野良アプリを遊べる

私が感じるAndroidのiOSには無し一番の魅力はこれです。iOSはAPPLEが基準を決めるAPP STOREでしかアプリを配布できないことに対して、AndroidはGoogle Playに限らずあらゆるストアからアプリをインストールすることができます。そのため、多種多用な表現のアプリが存在します。

代表的な例をいくつか挙げると。まずDMM STORE。ここではgoogle playやAPP STOREにないような魅力的なソーシャルゲームをインストールすることができます。その他公式サイトやDLSITE、その他野良アプリストアで配布するAndroid用の同人ゲームなど。

また、Google PlayやApp Storeは海外市場のゲームをダウンロードできませんが、他ストアだと海外のゲームをダウンロードできることも特徴。特に私が推したいのは中国のストアや中国ゲームの公式サイト。中国は独自の市場を形成しており、ほとんどが基本無料ですが中国オリジナルの多種多様なアプリがあります。日本向けにローカライズされるゲームはほんの一部であり、その一部のゲームが面白いと思った場合は探してみると面白いでしょう。

オープンベータテストに参加しやすい

ソーシャルゲームは本稼働の前にクローズベータテスト、あるいはオープンベータテストを行うことがあります。google playはオープンベータのテスト機能があります。また、外部アプリとして公式サイトでAndroid用のテスト用データを配布することもあります。

iOSの場合、APP STOREは基本的に正式版以外の配布ができません。又、外部サイトで配布する場合は電子著名関係の事務作業が発生して開発者側のコストが格段と上がります。そのため、iOSではテストせず、ベータテストを行いやすい環境にあるAndroidのみでテストを行うケースが大半です。

若干、表現規制が緩い

Google Play、APP STORE共に独自のアプリ配布条件があり、開発者はそれに合わせて開発します。が、若干Google Playの方が表現規制に関して緩い印象を受けます。あくまで若干であり、そもそも開発者はAndroid、iOS共通で動くように開発するため大きな違いではありませんが。

iOSが有利な仕様

セール対象やセール額が多い

iOSが一番有利な点は買い切りゲームのセール関係です。まず、iOSはゲームキャストさんを初め様々なサイトがセール情報を公開しています。AndroidとiOSで同時にセールを行うようなゲームは良いのですが、セール日が異なるゲームになるとAndroidではほとんど自力でセールを探す必要が出てきます。

また、これはストアのランキング関係が関与していると思うのですが、iOSの方がセール額が大きい、そもそもAndroidはセールを行わないような場合も多々あります。また、ストア仕様の違いによりiOSでは無料になるゲームも、Androidだと無料になることはまずありません。

買い切りゲームを安く買いたい場合は、間違いなくiOSが有利でしょう。

環境依存バグがおこりにくい

iOSの場合、機種がAPPLE製品に限定されるため、環境依存バグが発生しにくいようになっています。代わりにAndroidはサードパーティー製の機種を認めているため開発者の予期せぬ不具合が発生しやすくなります。

ケースバイケース

Androidは基本無料・iOSは有料配信タイトル

Android市場は残念ながら今現在も海賊版が猛威を振るっています。有料配信した有料タイトルは、翌日には違法サイトに出回り、開発者の売上に大打撃を与えます。そのため、iOSでは有料版、Androidでは基本無料版を提供するディベロッパーも増えてきています。ゲーム内課金については、海賊版が手を出すことができないためです。

Androidは基本無料になることでソシャゲのようにお金を払わなくてもゲームを楽しむことができます。しかし、有料版と比較して大きく成長バランスが渋くなり長時間プレイを与儀なく迫られたり、過剰な広告が掲載されるようなことも。

ゲーム性に大きな影響を与える大きな違いなので、この点は特に重要視したい事柄です。

片方OSでしか配信されないゲーム

昔はソーシャルゲームなどでもありましたが、近年はほぼマイナーなインディーズゲームに集約される話です。まず、AndroidはWindows機さえあれば開発してGoogle Playに掲載できる環境を作り上げることができます。そのため、フリーゲームのようなとりあえず作って配布してみたいと考えている作者はAndroidのみの配信の場合があります。

逆に有料販売に特化したゲームの場合、Androidは上述の通り海賊版市場が駆逐されない限り開発者へのデメリットも大きいため、iOSのみの販売ケースがあります。

この状況は問題が解決されない限り、まだ続くかと思っています。

価格の違い、配信時期の違い

同じアプリでも配信時期が数ヶ月単位でずれたり、価格がわずかに異なっている場合も。プレイヤーの目からは裏事情が見えないため理由は不明ですが、価格もAndroidの方が安いこともあれば、iOSの方が安いことも。

google playからアプリが消えることがほとんど無い。

APP STOREは特定時期になると、最新仕様に対応していないアプリを市場から消去することがあります。例えば最新iOSバージョンでは起動できない、64bitアプリ以外は排除など。

google playは逆にこの系統の削除を行いません。(開発者が削除をしない限り)いつでも購入できるメリットがあります。ただし、最新のAndroidバージョンで起動できないゲームも存在することは常に意識しておかねばなりません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です