【カジュアルFPS】Heroine of the Sniper レビュー

Heroine of the Sniper_タイトル
Heroine of the Sniper[kido]

女の子が爆弾・車・船・ロボットなど、人以外の機械や乗り物を撃って15本のミッション達成を目指していくFPSです。主観視点のプレイ、横視点の女の子キャラ、人以外を撃つ(人は一切撃たない)など往年の有名フラッシュゲーム「マテリアルスナイパー」を彷彿させつつも、様々なルールを持つFPSとして楽しむことができます。

カジュアルなミッション、簡易的ながら本格的なシステムのFPS

女の子がいて、上司がいて、各ミッションは上司の指示に従って遂行する……とフレーバーレベルの設定はあります。ただ、女の子が誰でどんな勢力に属して、どこと対立しているかなどは一切不明です。各ミッションで無線通信を通して語る上司からの作戦命令が全て。そこからはプレイヤーが想像を膨らませて世界観を想像します。

横視点女の子は、その時に使用している銃や状態(歩く・走る)などによってLive2D的に多彩な体勢や表情に適宜変化します。敵の反撃を食らった時の目玉が飛び出すような表情や、高所ミッションでの髪形の揺れは可愛さとコミカルさをアピールしており、一種の癒しとして機能しています。
Heroine of the Sniper_顔表情1 Heroine of the Sniper_顔表情6 Heroine of the Sniper_顔表情5 Heroine of the Sniper_顔表情4 Heroine of the Sniper_顔表情3 Heroine of the Sniper_顔表情2

この女の子が可愛いことと敵に人間がいない2点によって、緊迫した銃を使うFPSミッションながら、残虐性がほとんどありません。その意味で大きく独自性を放っている作品かと思います。

操作はwasdキーによる方向移動とマウスによる視点変更、リロードとクリックによる狙撃、左クリックにて視点拡大と非常に単純、FPS初心者でも馴染みやすいゲームになっています。特に本作が快適だなと感じたのはスコープの扱い。ボタン一つで瞬間的に拡大表示し、マウスホイールによる前後拡大・縮小も容易。拡大して隙だらけの敵に一発狙うことがとても快適です。

ミッションクリア後は、弾丸数、手ぶれ、連射性などの強化要素を選んで1つをパワーアップ可能。特に序盤の手ブレは本当にひどくて、簡単なステージでも苦労するので、すぐに強化をしました。それぞれの項目が1つのパワーアップだけで随分と快適になります。

育成要素関連については、玄人なら「強化無しにクリアできる」想定かと思います。そのため、自身が苦手だと思っている項目を強化していけば問題なさそうです。でも、同じステージをクリアでも強化ができるので、最初のステージを延々とクリアして最強にしてからプレイするということも可能。
Heroine of the Sniper_スキル

難易度は、EASYとNORMAL、追加要素としてHARDが存在します。NORMALでも、序盤は簡単に後半は腕を要求するレベル。また、各ステージ短いだけあり、慣れると高ランクを狙いたくなってくるカジュアルらしい面白さもあります。

同じシステムかと疑うぐらいに多彩で幅広いミッション内容

ステージ構成は大別すると敵を倒すスナイパーステージと、各ステージを探索して敵を各個撃破するFPSの2つになります。ですが、2つで括るには勿体ないと思うほど、各ステージ間のルールが本当にバリエーションに富んでいます。似たルールやプレイ性のステージがほとんど無いことが特徴。

まず1ステージ目はチュートリアルとして訓練を行いますが、基本はその場から動きません。スコープによる拡大で的を狙って攻撃するミッションになります。ところが次のステージになると行動が可能、狭い街並みの中で動きながら、周辺のロボットと、屋根などから狙ってくるロボットを倒す純粋なTPSステージになります。目視まで近づいた敵はそのまま、遠距離の敵はスコープを使って適宜倒します。
Heroine of the Sniper_ステージ2-1 Heroine of the Sniper_ステージ2-2

さらに3ステージ目は橋の上から船の各部位に向かって遠距離スナイプするステージになります。橋の上から狙いやすい位置を探すことと、狙うのみに従ったミッションを楽しめます。
Heroine of the Sniper_ステージ3-1 Heroine of the Sniper_ステージ3-2

4ステージ目はビルの高所にて遠距離から狙ってくるメカ複数を破壊するミッションです。遠距離から法則に沿って攻撃してくる動きをレーダーで見切って、隙を見て一つずつ破壊することになります。
Heroine of the Sniper_ステージ4-1 Heroine of the Sniper_ステージ4-2

5ステージ目は、ビル上から車を狙うステージ。敵の車を見逃すことなく、また、他の車に誤爆させることなく特定の車を打ち抜いていきます。
Heroine of the Sniper_ステージ5-1 Heroine of the Sniper_ステージ5-2

その他、6ステージ目以降もバイオハザードのようなステージ(敵はメカだけどタイラントみたいなのもいる)、カーチェイスなど全てのステージが他ステージと全く異なるレベルデザインのアイデアを放っており、ステージの新鮮なワクワク感というものはゲーム全体で感じられます。いざ、クリアした時に、共通のシステムでここまで幅広いミッションを作り出せたことにびっくりするでしょう。

各ステージは通常のミッションをクリアするとボス戦に移行。ボス戦も基本は通常ミッションと同じく、また類の見ない新鮮な新たなミッションを行うという形態ですが、相手は巨大構造物の相手が多く、通常ミッションと比べて短時間でクリアできることが特徴。例外もありますが。

迫りくる戦車の下の爆弾を戦車が通るタイミングで狙撃したり、突然敵のメカスナイパーに狙われたので撃破したり、無力化した貨物船に補給にくる船を撃破したりなどなど。

さらにとどめを刺す時は、銃弾が飛んで構造物に当たるまでをかっこいいカラメワークで表し、最後に爆発するまでの演出があります。爽快。
Heroine of the Sniper_とどめ1 Heroine of the Sniper_とどめ2 Heroine of the Sniper_とどめ3 Heroine of the Sniper_とどめ4
▲とどめの一撃は映像的には一番のみどころ。

冗長な箇所を一切無くし、各ステージ短く鋭く楽しめる簡易FPSとして良作だと思います。アクションの類が苦手な私にとっては、後半がかなりキツかったなと思う場面もあります。簡易と書きましたが、システムとしてはか本格的FPSに作り込んでいるため、見た目に反してどちらかと言えばFPS愛好家が気に入りそうな作品かと思います。ライト層にとっても軽いミッションの連続なので取っ付きやすいかと。ステージ数15が多いか少ないかは賛否がありそうですが、無駄なステージを一切省いた驚きばかりのステージを15個ですので、濃い時間を過ごせると思います。

購入はこちら

スポンサーリンク
[PR]
[PR]

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
[PR]